
最近、注目されているお葬式の生前予約とは?
お葬式を行うにあたって気になるのは、やっぱりお金のこと。最近は定額でプラン化されているのでわかりやすくなっていますが、本当にそれだけで大丈夫なのか? 不安ですよね。
今回はお葬式のプラン内容について詳しくご紹介します。
お葬式は実施する式の形式や規模によって金額が変わります。多くの葬儀社では4つのスタイルにわけてプランを設定していますので、自分たちがあげたいお葬式スタイルを選ぶことでプランが決めやすくなります。
通夜式や葬儀式、告別式など宗教儀式をせず、安置場所からそのまま火葬場に出棺。限られた近親者で火葬のみを行う弔いスタイルです。直葬(ちょくそう、じきそう)とも呼ばれ、通夜や葬儀をしないので費用はかなりおさえられます。
このような方に:家族だけでシンプルに故人を見送りたい。葬儀費用をなるべくおさえたい。葬儀不要の故人の意思を尊重したい …など
通夜式を省略して、葬儀式・告別式のみを1日で執り行うお葬式です。通夜式や通夜ぶるまいの必要がないため費用を低くおさえられ、夜もゆっくり過ごせます。1日で終わり宿泊しなくていいので、遠方からくる親族の負担も軽減できます。
このような方に:家族など近親者だけで故人を見送りたい。お葬式をあげたいが費用はおさえたい。遠方の親族の負担を減らしたい …など
家族と親しい方たちで故人を見送る小規模なお葬式スタイル。一般的な宗教儀礼にそって、通夜式から葬儀式・告別式を2日間かけてゆっくり行います。会葬者の人数は決まっていませんが、10名〜30名程度が多いようです。
このような方に:一般的なお葬式を小規模で行いたい。家族でゆっくり故人を見送りたい。従来のお葬式より費用をおさえたい …など
家族や親族、親しい友人に加えて仕事関係やご近所の方もお呼びする従来型のお葬式。宗教儀礼に従って通夜式から葬儀式・告別式を2日間かけて執り行います。30名〜100名規模で開き、たくさんの方々が故人を見送ります。
このような方に:故人の交友関係が広く会葬者が多い。伝統的なお葬式で故人を見送りたい。儀式に則った一般的なお葬式をしたい …など
家族など近親者のみで見送るか、会社関係や友人・知人にお知らせして広く参列いただくか。故人の社会的地位や人柄も考慮して、まずはお葬式の規模を決めましょう。そのうえで、宗教的儀式を重んじるのかどうかも検討。この2点から考えていけば、自分たちらしいお葬式スタイルをイメージしやすくなります。
ポイントは決定を急がないこと。家族で話し合い、葬儀社の葬祭ディレクターにも相談しましょう。プロの視点から的確なアドバイスをもらえます。
定額プランにはお葬式に必要なものが入っています。遺族は希望するスタイルのプランを選ぶだけで、あとは葬儀社にまかせればいいのです。とはいえ、葬儀社によってプラン内容は異なります。何が含まれているのかをしっかり確かめたうえで選びましょう。
こちらでは、「家族のお葬式」で人気の「2日葬プラン」にセットされている物品とサービスを細かく紹介していきます。
定額プランはお葬式を執り行える物品やサービスをパッケージしているので、基本的にオプションは必ずいるものではありません。とはいえ、お葬式をより華やかにさせるなど、各葬儀社には魅力的なオプションが用意されています。お好みや希望にあわせて加えてみてもいいでしょう。
故人の身体や髪を洗い清めて、旅立ちの身支度を整える儀式。専門の湯灌師が故人を入浴させて洗い清め、仏衣に着替えて化粧を施します。プロの手で故人の身支度をしっかり整えたい方におすすめです。
通夜や葬儀の参列者に当日お渡しするお礼の品です。ハンカチやタオルなどのプチギフトで、参列への感謝の気持ちを伝えます。
通夜式や告別式での会席をご要望に応じて対応。通夜ぶるまいなどでお酒や料理をふるまう場合も相談でき、故人のことを語り合いながら、おいしい料理とお酒を召し上がっていただきます。
葬儀場から火葬場への搬送は寝台車がプランにセットされていますが、オプションで洋型・宮型霊柩車に変更可能です。装飾を施した高級感のある車で故人を送りたい方に選ばれています。
大切な家族が亡くなっても悲しみにひたる間もなく、遺族は葬儀場所やお葬式スタイルを決めなくてはいけません。決定事項が次々と押し寄せて、深く考える時間もなくプランを選んでしまった…。なんてことにならないために、お葬式でも事前の準備が大切です。
ほとんどの葬儀社は無料の事前相談を実施しています。できれば複数社に相談し、自分たちに合った葬儀社を見つけましょう。信頼できる担当者に想いを伝えてかなえたいお葬式を具体的にイメージし、見積もりを立てて費用を把握しておけばお金の不安が解消できます。